addictedloopのメンバーが地球のどこかで体験したPartyや音楽に関するカルチャーブログ。

2010/11/17

Groovy Beach_1

こんにちは。awaです。
さて、今回はGroovy Beachについてお送りします。

Groovy Beachは、ロス拠点のThe Do LaBによって設計・設営されています。
The Do Labはデザイン集団でもあり、パーティプロデュースも行なうカンパニー。
バーニングマンコーチェラフェスティバルでも仕事をこなしています。
BoomのGroovy Beachは、800以上ものすのこ状の廃材の様な板を使い作られています。
地元の物を使うことで、地球の為にも、経済的にも、
意義のある輸送プロセスのカットを行ない、
Groovyでエコロジカルな空間をプロデュースしています。


そんな空間でパフォーマンスをくりひろげたアーティスト達。
まー、ちょっと見てみてください。
Groovy Beach 2010


ジャンルで言うと、
Techno,  Funky Techno, Dub-Techno, Minimal, Cosmic Disco, Post-Trance-Tech,
Progressive Techno,  Deep Techno, Dubstep/Bass Music, Glitch,
といったところで。


アーティストをジャンルごとに まとめてみます。
Techno
Alex Under, Tadeo, Expander, David Rodrigues, Alan Fitzpatrik, 
Stereo Addiction, José Belo, Husley & Gunz, AlexR, Manu


Funky Techno
Maurice Aymard, Mark Henning, Dan Syndrome, Andrade, MiniMonster, 
Sven Dohse, Nori, Aroma, Barem


Cosmic Disco
Gala Drop


Dub-Techno
Fluxion


Minimal
Re:Axis, Jackspot, SQL


Post-Trance-Tech
Minilogue, Dimitri DKN, Khainz, Førm, Gabe, Fiord, Dani The Menace, Yuli, 
Edorardo Marvaso, Gino


Prog-Techno
Lee Burridge, Manuel Lobo, Kasey Taylor, Diogo Ribeìro, Tata, Kaeser, Felix daCat


Deep Techno
Marcel Dattman, Donato Dozzy, Michaelangelo, Dasha Rush


Glitich
Jupiter, Heyoka


Dubstep/Bass Music
Infestus, Ben Ufo, Octa Push, Ramadanman, Monkey Steak, Neuhen, Mr Gasparov, Pacheko, 
Unidade Sonora, ShortStuff, Relocate, Untold, Sub Sound, Interact, Deestant Rokers, C156, 
Volátil, Pavere List, Ikkaku, Oder, Cardopusher, Suckafish P. Jones, Baobinga


さらに図にしてみました。


気になるアーティストは見つかりましたか?
次回も、Groovy Beachについてさらに詳しくお送りしたいと思います。
ではまた!Boom!!


Techno queen @ Groovy Beach_Boom 2010


2010/11/13

9/25 Klub Nacht @Berghain/Panorama Bar



(画像はTerence Fixmerのアルバム、Comedy of Menaceのジャケット)


本日のBerghainBoris,Marcel Dettmann,Mercel Fenglerのレジデント陣のDJセットに
アルバムをリリースしたばかりのTerence FixmerのLIVEパフォーマンス。

先週はあまり好みなパーティではなかったので
期待を胸にエントランスをくぐるとまずはBorisのプレイ。
前回聴いたときはあまり調子がよくなかったのか、選曲はいいんだけども。。。
といったのが正直なところだったが、この日は選曲もmixもすばらしく
クラウドをがっちりとキャッチ!!
かなりハイテンションなところまで持っていって
終盤は徐々にフロアを鎮めてTerence Fixmerにタッチ。

そしてこのTerence FixmerのLIVE、圧巻でした。
派手さこそないものの、ぐりぐりと脳にまで侵入してきそうな危険な音のオンパレード。
なんというか、もう一階層下でTechnoを表現しているとでも言ったらいいのか。
低くDarkに打ち込み、体や脳を揺らし、振るわせるサウンド。
かなり鳥肌もののLIVEでした。

静かにLIVEが終わると、その低めのテンションを受け継ぎDettmannのDJセットがスタート。
音数の少ないところから、次第にテンションをあげていき、フロアも最高潮。
こちらもさすがはレジデントというプレイ。
Dettmannがプレイするときはお客さんもお洒落でセンスの良さそうな人達が集まってくる気がします。
さすがは人気のレジデントです。

その後のMercel Fenglerもアフターのノリに併せた踊らせるセットでクラウドを魅了。
時には下からずんずんくるトラックも挟んで、飽きることなく楽しめました。

こういう日はほんとにあっという間に時間が過ぎていきます。
15,6時間は遊んでいるのに、まったくそんな気がしない。

これはBerghainマジックか?!
そんな話しを友達としていました。

(Text by Atsushi)

9/17 Berghain Im Konzert @Berghain


BerghainでAlva NotoがLIVEをするというので、これはということで行ってきました。

Alva Notoは日本が誇る坂本龍一氏とも共作をしたり、Raster-Notonのレーベル運営など、
Electronic Musicシーンではかなりの重要人物。
いつものダンサブルなTechnoではないけど、
あの素晴らしいBerghainのサウンドシステムで
Raster-Notonのサウンドを体験してきました。
チケットも売り切れとなっていたので、どんなLIVEが聴けるかわくわく。

LIVEではBlixa Bargeldというアーティストがボーカル、というか時に歌ったり
声をサンプリングしてエフェクトをかけたりと、実験的な要素も満載。
かなり奇天烈なLIVEでしたが、音のパーツひとつひとつはかなり良いクオリティで
キック一つとっても深みと迫力がすごかった。

お客さんの層もいつもと全然違っていて、みんな大人。
ぼくから見てもおじちゃんやおばちゃんがいっぱい!
静かにLIVEに聴き入り、曲が終わると大歓声!
品のある観客です。

途中ではゲストの女性ボイスパフォーマーも登場して会場を盛り上げていました。

いつものBerghainとは全く異なる雰囲気でしたが、またこういったコンサートがあったら是非足を運びたいと思わせる一夜でした。


(Text by Atsushi)

9/11 KLUBNACHT @Berghain/Panorama Bar



来ましたっ!
Berghainに期待していた一夜がまさにこの日!

この日のオーダーは
Berghain
23:59-4:00 DJ Pete
4:00-5:00 Sawlin & Subjected LIVE
5:00-8:00 Luke Slater
8:00-End  Norman Nodge

Panorama Bar
23:59-4:00 Alexkid
4:00-7:00 Shlomi Aber
7:00-8:00 Perc
8:00-12:00 Josh Wink
12:00-15:00 Matthew Styles
15:00-18:00 Fiedel
18:00-Wnd Nick Hoppner

トップバッターはDJ Pete
この日は彼のセットを聴きにオープンとほぼ同時にBerghain/Panorama Barへ。
序盤はDeepにフロアを温めつつ、3時を超えたあたりから、
こんなのどこに売ってるんですか?
と聞きたくなるようなトラックを連発!
クラウドも瞬く間にPeteが放つ上下左右からの攻撃にもっていかれていました。
トラックのテンションには幅があるのにmixの部分ではそれを綺麗に繋ぐ
まさに職人技!

次はSawlin & SubjectedのLIVEがスタート。
こちらも音質、展開、センスともに申し分ないセットを披露。
終盤は徐々にテンションを鎮めて、フロアをDopeな雰囲気に。

そこからのLuke Slater!!
前のLIVEで一番下までもっていったテンションを引き継いで、
ゆっくりしたテンションでも、
存在感は絶大といった感じの下と横からの音でクラウド達をまわしはじめ、
そこへ打ち込むハードなキック。
徐々にBerghainのアフターモードへと切り替わっていったものの
最初の1時間、ぼくはフロアに完全ロックされてました!

最後はNorman Nodge。
圧巻とはまさにこのこと!
Berghainがクローズしたのは5時か6時ころだったと思いますが、ずーっとよかった!
アフターの感じで朝から来た人向けに盛り上げている時間も、
中盤、徐々にディープな方向へと持っていっている時間も、
終盤の終着地点へのプロセスも、ぼくにはすべてが完璧でした!
PeteとLuke Slaterの良い部分を引き継いでプレイしていたような、
パーティの流れを全体的に考えても一つスタイルが通った、完璧な一夜だったと思います。

やはり持ち時間が長いと展開がうまれる
そのとても良い例を見せてもらった気がしました。

Panoramaはというと、この日はOvum15周年のパーティだったのでJosh Winkなどがプレイ。
Panorama Deep Houseとでも名付けたい、
Panoramaで活きる音を使った少しハウスよりのセットでクラウドを引き込んでいました。
(といってもこの時はほぼNorman Nodgeにしてやられていたので、実はあんまり見ていないw
Berghainが凄すぎてPercのLIVEも気づいたら終わってた!反省。。。涙)

ここのところは切り上げるのも2時か3時ころと早くはなってきていたんですが
この日はそれをさせてもらえず。。。
結局この日はNorman Nodgeのプレイを最後まで聴いて
ヘロヘロになりながら大満足で帰宅。

さすがBerghain!!

(写真の人はNorman Nodge先生。彼は弁護士でもあるのです。よっ!インテリ!)


(Text by Atsushi)

This is your tribe

こんにちは。awaです。
今日はBoomの各ステージについて紹介していきたいと思います。


Ambient Paradise
2010 artist lineup @ Ambient Paradise
その名の通り、アンビエントがまったり堪能できるエリアです。
ステージを囲う様にして、チルスペースが確保されています。
ここで寝る人たちもけっこういます。



Dance Temple
2010 artist lineup @ Dance Temple
Tranceが堪能できます。
full-on, melodic, dark, tribal, twisty, progressive, suomi,,,
いつでもフルパワーにさせてくれる場所。
印象的なのは、昼と夜で全く雰囲気が違うこと。
Dance Templeにはシャワーがついているので、太陽が照りつけていても
水のパワーでタフに踊り続けるのをサポートしてくれるでしょう。



Groovy Beach
2010 artist lineup @ Groovy Beach
2008年から登場したGroovy Beach。
dubstep, techno, cosmic disco, dub-techno, deep techno, glitch, bass,,,
Groovy Beachについては次回、詳しくお伝えしたいと思います。



Sacred Fire
2010 artist lineup @ Sacred Fire
ポルトガルの地元アーティストや、
Highlight Tribe, Wild Marmalade, Olive Tree dance, Ganga Giri,,,など
オーガニックでワイルドなサウンドが楽しめます。
ステージでのダンスパフォーマンスも見もの。
その名の通り、Sacred Fireには大きなたき火があって、
冷える夜もあたためてくれます。



今回はざっと、各ステージについて紹介しました。
次回は我らがGroovy Beachについて詳しくお伝えしたいと思います
お楽しみに!!


ところで、これを読んで頂いているTwitterユーザーの皆様は
Boomのアカウントfollowしてますか?
Boom Festival @ Twitter
ちなみにawaはコレですw
つながっていきましょう♪
Boom!!

2010/11/06

9/10 Hello Utopia @Tape


この日のラインアップは、Ben Klock,Shed,Ryan Elliottと、Berghainで見れそうなメンツだけど、
まだTapeには行ったことがなかったし、どんなクラブか興味もあったので行くことに。
スピーカーはおそらくBerghainと同じ型のFunction Oneが前方から鳴っていて、
後ろからは少し小さな型のもので追っている。
天井も高く、開放感がいい感じ。
2Fには小さなラウンジスペースがあり、
メインフロアのとなりには色んなインスタレーションができそうなほど広いホール。
この日は少しアーティストの作品なども展示してあり、広々としたスペースにバーが出ていて、
かなりゆっくりできる休憩スポットとなっていました。
フロアの後方にはソファーを並べたスペースや階段があるので、休憩や逃げ場も十分。
とてもバランスがよくていいクラブだなと思います。

Ben KlockやShedのプレイはBerghainで聴くよりも若干小箱向きのセット。
あからさまなアゲがあまりなかったので、個人的には◎。
そういう意味では違うレンジのプレイが聴けたのでよかった。

クラウドの雰囲気もよく、メインフロア、ラウンジフロア供にお客さんが楽しんでいたのでかなりいい印象。

気になるアーティストがプレイするなら是非また遊びに来たいと思ったクラブです。


(Text by Atsushi)

9/8 Bonito House Club @Tresor



Tresor水曜日のレギュラーパーティBonito House Clubで
PrologueのMilton Bradleyがプレイするということで行ってきました。
TresorではMilton、GlobusではFalko Brocksieperがプレイ。
タイプの違うDJだけど2人とも好きなDJなので楽しみにしていました。

まずはFalko Brocksieper。
前回Visionaereでのラウンジ向きなセットもかなり好みだったのでこの日も期待。
やっぱりセンスのいい人はどんな環境でもそこにあったいい選曲をしてくる。
明るいGlobusにピッタリ合わせて踊れるセットでフロアを盛り上げていました。

Milton Bradleyのセットはこの日が初めて。
彼のレーベルDo Not resist the BeatやPrologueからのリリースが好きなぼくは
どんなセットをプレイしてくるか楽しみにしていました。
時間帯がピークなこともあってあまりDeepな選曲にはならなかったものの、
かなりアシッド感のあるトラックに重いキックを乗せて来る感じがとてもいい感じ!
ブースの中ではBerghainのドアキーパーのボスがプレイを見ていて
MiltonももうすぐBerghainにブッキングされるのかなぁとちょっと期待。
是非Berghainのサウンドシステムで聴いてみたいです。

Miltonのセットが終わった後もFalko BrocksieperとMarc Landsleyが
Back to BackでGlobusのフロアを盛り上げていました。

(Text by Atsushi)

8/27 Tuna Park : Fullpanda Rec Night @Tresor


この日はTresorの金曜レギュラーパーティTuna Parkで
Dasha Rushのレーベル、Full Panda Recがレーベルナイトを開催。
しかもゲストにはMike Parkerが登場。
+4 BarではDino Sabatiniもプレイするとあって、かなり楽しみな一夜。

Tresorへ着くと、トップバッターのFlosenseがおそらくLIVEと思われるプレイを披露していて
音もフロアもすでにいい感じ。
この日はPAもしっかりバランスをとっていて、出音もかなりいい。
この後の期待も高まりつつ、ふらふらと+4 Barへ行きDinoに軽く挨拶。
先日のPrologueのイベントで知り合った人達とも再会して、話しをしたり。。。

Dasha RushのLIVEが始まる頃にはフロアのテンションもかなりいいところまで上がっていました。
彼女のLIVEは初めて聞きましたが、かなり良質なTechno。
ベルリンのクラウドのツボを抑えぐるぐる引き込んだかと思えば
遠くからキックを打ち込んできていつのまにかみんな上げられていたり。
素晴らしいセットだったのでフロアを動けずにいたけど、
Dinoのセットも始まる時間だったので+4 Barへ。

前回は自分の曲中心のセットだったけど、この日は幅広くレンジを置いて楽しませてくれました。
+4 Barはラウンジフロアのような感じだけど、
音量はけっこう出ていてダンストラックを使っても十分踊れる感じでした。
静かに高音でまわす感じのトラックからベースのしっかり効いたトラックまで
3時間ほどプレイしてくれました。

タイムテーブルがTresorのDasha Rush,Mike Parkerと+4 BarのDino Sabatiniが被っていて、
上へいったり下へ降りたり大忙し。
Mike Parkerのセット開始に併せてTresorへ。
まさにMike Parker節全開のセット。
かなりよい感じの入り。
あの、むぃんむぃんという変な音にあわせるのはDJをしててけっこう難しいんだけど、
彼を見ていたら口をむにむに動かしながらテンポ合わせていました!
そんな人初めて見た!

Mike Parkerは、Full Panda recやPrologueなどのレーベルからリリースしているアーティストからは
やはり絶大な支持を集めているようでした。
みんなの先生なんですね。
DashaもDinoも彼のプレイを尊敬の眼差しを向けながら聴いていたのが印象的でした。

PrologueのみんなとMikeのプレイを最後まで聞き、大満足で家路につきました!


(Text by Atsushi)

8/26 Square One @Weekend


この日はベルリンの有名なクラブ、Weekendで
MinusのTroy Pierce,HearthrobがOpen to Lastでプレイするということで、
まだ行ったことがなかったのでハコチェックも兼ねて行ってきました。
Weekendはビルの中(15Fくらい?)にあって景色も楽しめ、
夏は屋上のブースも開放さてれ気持ちいい環境で音楽を楽しめるクラブです。
お客さんはみんなお洒落して、お酒を楽しみながら~といった感じかな。

さすがはMinus、1時過ぎには行ったもののすでにかなりフロアは盛り上がっていました。
MinusといえばDarkで下からグリグリ攻めてくるイメージですが
そこは経験も豊富な二人。
自分たちのカラーを残しながらも
どんな人でも踊れるような跳ねるキックとベースラインで
見事に大勢のクラウドを踊らせていました。

WeekendにはMartin Audioというメーカーのスピーカーが設置されているんですが、
スピーカー自体そこまで大きなものではないのに、何故か鳴っている。
ベルリンのクラブに行くとまず驚くのは、どこもバッチリ鳴っている。
小さなBarのような場所でも鳴っている。

そりゃあ裏側に入ってアンプも全部チェックってわけにはいかないからなんとも言えない部分はあるにしろ、
こんなサイズのスピーカーでここまでバッチリ耳や体に入ってくるのは何故なんだろうか?
一説には日本は電圧100V,ドイツは220Vで音を出しているから、迫力が違うという。
でも機材に詳しい人に聞くと、物理的にはかわらないというのだが明らかに日本と鳴り方が違う気がする。

PAさんの技術が高いのか?
でも日本にだっていっぱい知識豊富、経験豊富な人達がいるのに、この差はなんなのか?

まさにベルリンマジック!

(Text by Atsushi)

8/22 Freaks @Suicide Circus



この日は僕にとって特別な日となりました。


前回のruralのゲストKevin GormanからPrologueのレーベルヘッド、
Tom Bonatyを紹介してもらって、初対面をしたのがこの日。
ここでレーベルヘッドと、次回のruralのゲスト第一候補と考えていた
Dino Sabatiniのプレイが聴けるとあっては行かないわけにはいきません!
しかもこのパーティはStroboscopic Artefacts meets Prologueという企画で
かなり好きなレーベルが一度に堪能できる素敵な一夜。
このレーベルどちらもResident AdvisorのLabel of the Monthを受賞しているのです!


この日の夕方、一度パーティの前に少し落ち着いて話ができればとTomからも話を頂いていたので
電話をして待ち合わせの場所へ。
そこでもう一度着いたよと電話をすると、
「この住所へ来てくれる?それでDino Sabatiniってピンポン押して」と。
え?Dinoんち??行っていいの??ラッキー!!


てことで遠慮なくDinoのお家兼スタジオへお邪魔させて頂きました!


そこにはDinoとTom,Prologueのマネージャ、MikeとアーティストのTerence Fixmerまでいました。
ruralのコンセプトやこちらの提案を伝えたり、短い時間だったけどすごく貴重な時間でした。
お土産?にDinoから今度schermateというイタリアのレーベルからリリースするデモVinylをもらい、
一度お別れをして、ほぼオープンの時間からSuicide Circusへ。


オープンからはDinoのセット。
ビートのあまりないアンビエントのようなダークなエレクトロニカから始まり
だんだんと深く重たいキックで徐々にフロアを揺らしていく。
2時間半ほどのセットでしたが、おそらくDinoとModern Headsのトラックを中心にプレイしていたと思います。
ほとんどの曲を聞いた事があって、後半はどんどんテンションをビルドアップさせていくセット。
やはり好きなアーティストのプレイは格別!
終わるころにはフロアもお客さんで埋め尽くされ、
日曜日にも関わらず集まってきたTechnoフリーク達がみんないい顔をして踊っていました。


そこからはDadubがテンション高めからLIVEをスタート。
ベルリンらしいハードなキックでクラウドをロック。


LucyはPrologueからリリースも控えていて、DJスキルも高く、
Promoteやレーベル運営までこなしている多彩なアーティスト。
ベルリンを拠点としているのでフロアをがっちり掴んだセットを披露してくれました。




最後はTom Bonatyの登場。
彼は20年以上もTechnoを中心としたレーベル運営をしていた人で、
Prologueが打ち出すコンセプトもこの人から生まれているのだろうと思います。
セットの前に、「今日はunreleaseのトラックを15曲くらい用意したよ!」とぼくに伝えてブースへ。
そんなことを言われてしまったらフロアから動けるはずもなく、
このレーベルがどんなスペシャルを隠し持っているのかを意識しながら聞いていました。
最初の1発目からすでに聞いた事もないようなトラックをセレクト。
こんな音がスピーカーから出ているのは聞いた事がない!っていうくらい凄まじい音でした。
なんとも形容が難しいですが、終わってみればそんな曲が度々襲ってくる、驚異的なセットでした。


Dinoや彼の友達とあまり音楽と関係ない話しをしてみたり、
レーベルの人達とも少し交流を持てたので、今後のベルリンがより楽しみになった良い一夜でした。




(Text by Atsushi)

2010/11/04

Boom in general


こんにちは。awaです。
しばらく、Boom Festivalについて書いていきます。
今日はBoomの歴史に触れながら、基本的なことについて紹介したいと思います。


Boom Festivalとは、音楽やグラフィックアート、彫刻、ビデオアート、ヨガ、
インスタレーションシネマ、パフォーミングアート等、
様々なアートが融合したエコマインドな野外フェスティバルです。
世界70カ国2万人以上のトライブが、2年に1度ポルトガルの地に集います。


1997年から開催されているBoom Festivalは当初、
今よりずっと小規模な野外フェスティバルとして始まりました。
ステージはdance floorとchillout area だけで、
Goa tranceの影響を強く受けたものでした。
当時のwebサイト

それ以降、アートスペース・ワークショップ・ディスカッション・ヒーリング等、
様々な要素が増え、マルチカルチャーなフェスティバルに進化していきました。
音楽のジャンルも多様になり、ステージも現在では
Ambient Paradise・Dance Temple・ Groovy Beach・Sacred Fireがあり、
Tranceだけでなく、World MusicやAmbient・Techno・Minimal・Dubstepをはじめ、
世界中から様々なジャンルのアーティストを召喚しています。
















1997年と1998年には両年開催され、98年以降は現在の隔年開催となり、
幅広い多様なアートや文化を提供する継続可能な土壌作りを目指す、
有機的なFestivalとして、世界で認知されていくようになりました。
企業等のスポンサーに頼っていないので、
会場内にはコマーシャルな要素が見受けられません。
そのかわり、自然を活用したステキなデコレーションが
そこかしこに設置されています。

















現在の開催地、Idanha-a-Novaになったのは2002年から。
Idanha-a-Novaは面積約1416㎢、人口1万人余りの地方自治体。
Boomはこの地方でとれるオーガニックフルーツや、
ローカルブランドの水 Fonte de Fragaを導入することにより、
地域経済の活性化を図るだけでなく、
健康的で持続可能な消費モデルを世界に提唱しています。















そして、2004年からは化学製品を使わないトイレの開発、
バイオテクノロジーによる汚水処理、風力・太陽発電の活用、
リサイクル、携帯用灰皿とゴミ袋の配布など、
エコロジカルで継続的な環境づくりへの取り組みを活性化し、
積極的に行なっているのです。

私も初めてBoomを知ったのはこの2004年のDVDでした。
コンセプチュアルで、エコでインディペンデントなBoomに惹かれました。
Boom 2004 movie


次回はBoomの各ステージについて紹介していきたいと思います。
ではまた来週!
Boom!!