addictedloopのメンバーが地球のどこかで体験したPartyや音楽に関するカルチャーブログ。

2011/12/07

11/27 Wax Treatment @ Horst Krzbrg

Berlin2日目はこちらも楽しみにしていたベルリンの老舗レコードショップHard WaxのParty『WAX TREATMENT』が開催されるHorst Krzbrgへ遊びに行った。

開始が日曜日とゆうこともあり開始が20時~だったのだが、友人とゆっくりしていたために12時くらいに現地到着。

エントランスでお金を支払う時にいくらかわからなかったのでキャッシャーの女性に20ユーロ札を渡すとなんと15ユーロも戻ってきた。
ってことは5ユーロ。。。日本円で600円くらい。。。信じられないくらい安い。。。
Berlinのクラブは大体平均10ユーロくらいが相場みたいです。

といきなり衝撃をうけたところでなかへ入ると、昨日行ったBerghainとはうってかわりこちらはなんだか新橋のガード下にでもありそうなBarのような雰囲気。ベルリンの日常と行った感じ。
路面に面していて窓からは外の光がチラチラ。Barスペースはゆったりできるソファーがいくつも置いてありくつろぎながら友人と話に花を咲かすこともできる。

遅い時間に入ったこともありお客さんは全部で20人くらい。
なんともゆる~い雰囲気が流れている場所である。

KILLASAN sound systemが轟音を上げ鳴り響くフロアーに入るとNorman NodgeがAmbient-Techno-Dubstepの素晴らしいクロスオーバーセットを進行中。

まるで宇宙戦艦ヤマトの館長席であるかのようなDJブースは、Sound Systemに対して真正面に位置していて、ダンスフロアーを後ろからコントロールしているようなイメージ。ほとんどのお客さんはシステムの方を向いて踊っている。
なので音だけに集中できる。
まさにダンスフロアーメイカー!!!
お客さんも少ないのでたまにフロアーに僕だけなんてことも。その瞬間はNorman Nodgeが僕のために選曲してくれているなんて勝手に思って最高に幸せを感じる。
音の方もかた~い音ではなく全体的にベースがスウィングしていてそのなかでキックとハイハットで遊んでいるような心地よく踊れる音。

ここは出演者も遊びにきている人もみんなリラックスして遊んでいて素晴らしい雰囲気。

Norman Nodgeが終わりDJ Peteにバトンタッチ。この頃にはフロアーにほとんど人はいなくなっていて完全に1人で独占状態でしたwww

音の方は朝方にかけてどんどんゆるくなり最後のDJはDub-roots reggaeになっていました。

ここのKILLASAN sound systemの音も素晴らしかった。

この日はBerlinの日常的なレベルの高さを感じることのできた素晴らしい日でした。

Hard Waxの職人的な男臭さを全開に感じることができたのでよかった。

3日間の強行スケジュールだったけど今回Berlinに来れてホントウによかった。

(Text by Ryo)

2011/12/06

11/26 Club Nacht @ Berghain / Panorama Bar

11/26-29までBerlinに遊びにいってきたのでその時の様子をレポート





出演とタイムテーブルはこちら↓

Running Order Berghain
    •    23:59 h - 05:00 h Giorgio Gigli & Perc
    •    05:00 h - 07:00 h Gary Beck
    •    07:00 h - 08:00 h Terence Fixmer LIVE
    •    08:00 h - 12:00 h Speedy J
    •    12:00 h - End Boris

Running Order Panorama Bar
    •    23:59 h - 04:00 h Dinky
    •    04:00 h - 05:00 h Genius of Time LIVE
    •    05:00 h - 08:00 h Mike Huckaby
    •    08:00 h - 12:00 h Prosumer

Running Order Sonntags
    •    12:00 h - 17:00 h Manamana
    •    17:00 h - 20:00 h RNDM
    •    20:00 h - 23:00 h Carsten Jost



この日は夢にまで行きたいと願っていた念願のBerghainへと足を踏み入れた。

12時過ぎに現地在住の友人と待ち合わせしBerghainへと向かう。
1時前にエントランスに到着すると40~50人ほどの人が並んでいた。
並んでいる間も日本ではありえないような低音が外に響いている。
Berghainはエントランスで帰されることもあると聞いていたので、ワクワクソワソワして走り出しそうな気持ちを抑え、精一杯スカシテ並んでいた。
僕の前に並んでいた外国人のグループが2組立て続けに帰されていて、嫌が応にも緊張が高まる。
いよいよ僕らの番だ。
んっ、なんだかあっさりOK!
いよいよ中へ、セキリティチェックを無事に通過しお金を払い荷物を預けてなかへ足を踏み入れると圧巻の光景が広がった。

元暖房工場をまるまる使用したインダストリアルな内装はまるでお城のようで、細部まで行き届いたセンスのよさにひたすら脱帽。まったりスペースには畳もあり。
全てのフロアーの天井高も10mはあっただろう。閉鎖間もまったく感じることはなかった。
音はBerghain/Panorama bar共に最高の音響システムが鳴り響き、耳で聴くよりも体で体感できる音といった感じ。
クラブとゆうカテゴリーよりもアミューズメントパークのようである。
その世界観はアリスインワンダーランドのマッドティーパーティーの世界に迷い込んでしまったかのようだ。
完全な非日常空間である。

さっそくBerghainへと通じる階段を駆け上がりフロアーに到着するとすごい人の数。

DJブースではGiorgio Gigli & Percの凸凹コンビがBtoBでグルグルと暗黒帝国を構築中。
Giorgioはバイナル、PercはPCでPlay。
Giorgioが全体の雰囲気を構築していき、Percがキックで走る音を入れたりと深いなかにも遊べる素晴らしい連携でフロアーをロック。
いきなりガッチリはめられました。

Panorama barではDinkyがまわしていたけど、完全に音がBerghainの方が好みだったのでひたすら踊っていました。

開始早々とゆうこともあり音圧はまだまだな感じだったけど、バランスのとれたしまったいい音が鳴っており中盤~後半の音への期待がいやが応にも高まる。

少し休憩を入れていると音が走り始めたのでフロアーに戻るとDJがGary Beckにチェンジ。
さきほどまでのグルグルな感じとは違いのっけからアタック強めのハードな楽曲を使用し、フロアーを走らせる。
音が走り始めたのと同時にフロアーの熱も一気に加速。ハードな方々もどんどん薄着に。
2時間ずっと走らされ続けて、足腰ガクガクかと思いきや、まだまだ体の方は元気な感じ。

ここが不思議なところなんですが、Berghainはフロアーに居る限り何時間でも踊り続けることができそうに思えてくる。すごい音圧なのに耳もあまり痛くならない。
フロアーを4つ囲みするように角にスピーカーが設置され、さらにプラス前&後正面の天井からつり下がったスピーカーにより360度四方八方から音が降り注いでくるよう。
初めて上を向いて踊らされました。

フロアーはGary BeckからTerence Fixmer LIVEへ。
今年の7月にmoduleで素晴らしいLiveを披露してくれていたので余裕を持って聴くことができた。
ここBerghainでのPlayもまたTerenceらしい素晴らしいLiveを披露してくれました。

さてここからボスのSpeedy Jが登場。
Electric deluxe節前回のハードなアタックでフロアーを興奮のるつぼへ引っ張り込んでいく。
朝の8時過ぎにも関わらずお客さんが全く引かないどころか増えているように感じる熱気。
この頃には音圧も全開。大気がビリビリと振動するほど凄まじい。

2~3時間ほど踊らされたところで前日から寝ていないこともあり気づくと10時間近く時間が経過していたのでここで退出。

次の日(といっても8時間後にはスタート)はHard Wax主催のParty『WAX TREATMENT』があるのでそれに備えて街に写真を撮りにいくことにした。


(Text by Ryo)

2011/02/02

1/22 Club Nacht @Berghain/Panorama Bar


(Miltonのレーベルのロゴ)
この日は凄まじかった!

Berghain/Panorama Barどちらとも、どの時間に踊っていても
すばらしい音を聞かせてくれました。

Berghainでは最初のDJ Peteからとにかく持っていかれた。
序盤はDubstepを多様してまだあまり人気の少ないフロアを
少しづつぐるぐると持ち上げていくPete。
そして2時くらいになって人も入ってくると、Technoへシフト。
でもNew Yearなどのときのように、”上げる”感じではなく、
”引き込む”感じの選曲で、ローカルが多かったであろう
稀に見る妖しさを放つフロアをさらに妖しく。。。
後半もPeteのあとのMilton Bradleyの音を考えてか、淡々としたミニマルトラックを多様。
でもそこにアトモスフェリックな要素も混ざるので、
様々な世界観を見ることができました。

Milton BradleyのLIVEはゆっくりと浮遊感のあるトラックでさらに沈む方向でスタート。
そこからBPMは遅めにキープして、
ぐるぐるとグルーヴィなベースで渦をえがくような感じで踊らせたり、
また浮遊感を漂わせたり。
ダンスミュージックというか、ダークなエレクトロニカのLIVEのようでした。
踊りたい!で来ていたお客さんはちょっと引いてしまって、
Panoramaへ流れたかもしれないけど、
フロアにはLIVEが成り立つには十分なファンたちがいて、
雰囲気も良かったと思う。
LIVEのあとには、しっかりと拍手と歓声につつまれて、ほっとした様子のMilton。
というのも、LIVE前に下からBerghainへ登ってくる階段の横っちょで
少し不安げなMiltonを見かけたのです。
そりゃあ、初LIVEがBerghainなんて緊張するでしょう!
ぼく個人としてもすごくLIVEを楽しめたし、終わったときには、
「成功してよかったね〜」と何度も心の中で思ったのでした。

Rolandもいい感じのスタートだったんだけど、ちょっと休憩をはさみにPanoramaへ向かうと、Sascha DiveがすばらしいDJをしていて、約2時間またその場を動けなくなりました。
ディープな雰囲気を保ちつつも、
グルーヴィなベースとミニマルなウワモノでまわしてあげてました!
時間も5:00-8:00ということで、すばらしい朝方のセットを聞かせてくれました。

その後のPanorama Bar、一貫してディープでグルーヴィ!
でもそれぞれに持ち味の違いとでもいうのか、雰囲気にしてみれば違いを見せていて、Rhauder,Shed,Tama Sumo,Ameとずっと聴いていたわけではないけど、
それぞれ素晴らしいセットを聴かせてくれました。

Rolandもラスト1時間ほどはしっかり聴いてきましたが、もともとのデトロイト、そして最近取り入れたベルリン(Berghain??)スタイルを混ぜて、宇宙な感じと硬質な感じのテクノが合わさって、かっこよかった!
ラストはMarcel Dettmannが9:00からスタート。
いつもDJかっこいいですが、やっぱりここまでの流れもかなりコアだったためか、最終的にはかなりすごいことになってました!
踊り疲れていても、体ごともっていかれるような。。。びよびよと。。。

Dettmannが最後のはずだったんだけど、2時か3時にDJが交代。
誰が回したのかはよくわからなかったんだけど、あとで聞いたところによると、nd_baumeckerだったそうです。
これもまた踊り足りない人達に向けて、ミニマルでごりごり攻めていて、
めちゃかっこよかったのです!
結局終わったのは19時ころ。
でもあっという間に19時間たってしまった!

そこからPanoramaに移動したけども、まだまだといった感じで盛り上がっている。
音も本当に良くて、座って聴いてるだけでも、楽しめた!

客層も凄く良くて、この日はまさにパーフェクト!

オープンそこそこから、夜の10時過ぎまで
大した休憩も取らずに踊らされ続けてしまいました。
無理していたわけではなく、
どの時間帯も休んでいたらもったいないと思うほど音がよかったのです!

やっぱりここはNo,1クラブです!!
(Text by Atsushi)

2011/01/11

12/31 Klub Nacht Total Silvester 2010 @Berghain/Panorama Bar

(SilvesterのFlyer)

今年のNew Yearはやはりここ、
ベルリンへ来てからほぼ毎週末を過ごしたこのクラブ
Berghain/Panorama Barと決めていました。

タイムテーブルは以下。
Berghain
01.01.2011 (Saturday)
01:00 - 05:00 DJ Pete (Hard wax)
05:00 - 09:00 Ben Klock (Ostgut Ton) 
09:00 - 14:00 Marcel Dettmann (Ostgut Ton) 
14:00 - 19:00 Marcel Fengler (Ostgut Ton) 
19:00 - 23:00 Fiedel(Ostgut Ton) 
23:00 - 03:00 Ryan Elliott (Ostgut Ton) 

02.01.2011 (Sunday)
03:00 - 07:00 Jerome Sydenham (Ibadan)
07:00 - 11:00 Boris (Ostgut Ton)
11:00 - 15:00 Len Faki (Ostgut Ton/Figure)
15:00 - 19:00 Adam Beyer (Drumcode)
19:00 - End Chris Liebing (CLR)

Panoramabar
01.01.2011 (Saturday)
01:00 - 05:00 nd_baumecker(Ostgut Ton) 
05:00 - 09:00 Prosumer(Ostgut Ton) 
09:00 - 13:00 Oliver Deutschmann(Vidab)
13:00 - 17:00 Nick Höppner(Ostgut Ton) 
17:00 - 21:00 Tama Sumo(Ostgut Ton) 
21:00 - 01:00 Dixon(innervisions)

02.01.2011 (Sunday)
01:00 - 05:00 Steffi(Ostgut Ton) 
05:00 - 09:00 Margaret Dygas(Ostgut Ton) 
09:00 - 13:00 Dinky(Ostgut Ton) 
13:00 - 17:00 Tom Clark(Highgrade)
17:00 - 23:00 André Galluzzi(Ostgut Ton) 
23:00 - 03:00 Radio Slave(Rekids)

03.01.2011 (Monday)
03:00 - End Tama Sumo & der Rest...

Lab.oratory
01.01.2011 (Saturday)
05:00 - 10:00 Soundstream(Ostgut Ton) 
10:00 - 14:00 Prosumer(Ostgut Ton) 
14:00 - 17:00 nd_baumecker(Ostgut Ton) 
17:00 - 19:00 Magnus von Keil
19:00 - 21:00 Steffi(Ostgut Ton) 
21:00 - 00:00 Lady Miss Kier (of Deee-Lite)

02.01.2011 (Sunday)
00:00 - 04:00 Boris(Ostgut Ton)

合計3日間に渡るクレイジーな内容。

Berghain/Panorama Barのレジデントたちがほぼ全員そろい、
その他にもChris liebingやDixonなど、
今最も注目を集めるレーベルからも最重要アーティストが集う豪華な内容。
まさにNo.1クラブと言われるに相応しい面々。

Berghainは序盤からぼくが一押しするDJたちが立て続けに5人。
選曲内容は普段よりもやや明るめだったけど、
Hardさは増してNew Yearパーティに相応しく盛り上げる盛り上げる!
レジデントの中でも人気のBen Klockは普段はあまり見かけないけど
手をあげてクラウドを煽る煽る!

そしてこの日一番ハメられたのはMarcel Fengler!!
びよんびよんにのばされました!
時間帯としても、だんだんとお客さんの数も減って好き者が残る時間とあって、
ごりごり攻めるMarcel Fengler。

Panorama BarではProsumerのセットはぐるぐると腰が勝手にまわるほどグルーヴィ。
今まで聴いた彼のセットの中で、一番印象に残りました。
DJしてる彼自身もノリノリだった!(ような気がします)
それから、Nick Hoppnerセット、時間いっぱい聴くことはできてないけども
ぼくが聴いていたときのクラウドは完全にロックされていました。

この時点で20時間近く踊っていたので、
さすがに体力の限界がきて一旦帰宅して爆睡。。。
新年早々ハードです!

2日の夕方から2回戦開始!
BerghainではAdam BeyerとChris Liebingがプレイ。
Adam BeyerはDrumcodeのレーベルパーティでのプレイよりも
選曲に幅が出ていたように思います。

2日目はほとんどPanorama Barにて過ごしました。
Andre GalluzziとRadio Slaveの二人にハメられて動けなかった。。。

最後のTama Sumoセットのときは疲れて動けなくなりそうな感じだったけど、
頭の中を気持ちよく揺らされて、結果、体と脳のなかまで撃沈。。。

それで、、、この日一番度肝を抜かれたのはLab.oratory。
このフロアは1Fにあるんだけど、普段は開かれていない扉が開放されていて
その扉をくぐると、さらに異世界が待っている。
そう、ハードなゲイの方達が夜な夜な集まる、超ど級なぶっ飛びブース。
この日は一般開放?されてたけど、それでも中にいる人の98%はハード系。
残りの2%はぼくと友達。(ぼくたちが入った時ね。)
ノーマルな人はまったくもっていなかったのですが、
それでも勇気を出して入ってみると、天井からは人をぶらさげるんでしょうか、
鎖があったり、複雑に入り組んだ中にはソファも多数。
何に使用するかはご想像にお任せします。
シャワーまで完備されてます。

さすがに5分いることもできませんでした。。。

終いには缶コーヒーBOSSのおじさんそっくりなゲイのおじさまに
ナンパまでされてしまいました。。。
(ヒゲの端っこはくるんとしていました)

新年からやってくれます、ここは。

New Yearパーティだから、ストイックに音!ってわけではないかもしれない。
でもここの凄さを一気に味わえる日であったことは間違いないと思います。

もしも、ベルリンで新年を迎えることがあったら
是非!Berghain/Panorama Barを訪れてみてください。

(Text by Atsushi)

2011/01/08

Holy Saturday @Panorama Bar


クリスマスのこの日、Berghainはやってないし、
来週は3日間続くNew Yearパーティもあるからお休みしとこうかと思ったんだけど
よく遊んでいた友達も翌週帰ってしまうということもあって、ノリで行ってきました。

でもオープンからNorman Nodge先輩が5時間セットってことで、
行くとなればワクワクしてしまう。。。

そして期待通りのセットを聴かせてくれました。
もちろん、Panorama Barでクリスマス、パーティもHoly Saturdayって銘打ってるから、Berghainのセットのようにストイックにずっとごりごりやってるわけではないけど、
パーティにあわせた選曲でもどんだけいいトラック持ってるんだろ。。。
そして、後半になるにつれて、Nodge節を多用。

ぐりんぐりんなトラックでもインテリジェンスを感じる。
さすが弁護士DJ、頭良さそう!

ラスト1時間は完全にはめられたっ!
Nodge先輩、男気が違うっ!

とってもすばらしい聖夜(ベルリン風)を過ごさせてくれました!


(Text by Atsushi)

12/19 Wax Treatment @Horst krzbrg


(写真はWaxtreatmentで爆音を鳴らすKILLASAN Sound System)

先週のHotflush Recのパーティに続き
毎月末に行われているWax Treatment@Horst krzbrgへ。
このパーティはあのベルリンの老舗レコードショップHard Waxのパーティなのです。

今まで知ってはいたものの、いつも開催が日曜日の夕方からということで、
毎週土曜はBerghainへ通っていたために行けずでしたが
この週のBerghainはあまりそそられなかったために、お休みしてこちらへ。

今まで行けなかった分、どんな流れでパーティが流れていくか見るため
オープンそこそこからHorstへ。

オープン当初はジャマイカテイストたっぷりなルーツレゲエのようなところからスタート。
日本にいるときからここ最近は電子音ばかり聞いていたんだけど、
久しぶりに一人で座りながらゆーったりとしたジャマイカンミュージック。
これはもう脳内洗浄。
タイムテーブルも張っていなかったから
誰がプレイしていたのかわからなかったけど、選曲最高!
とくに気合いいれてミックスしているわけでもなく、
ただ流している感じだったけども、フロアにはぼく一人。
Hard Waxに縁のあるDJがぼくひとりのために選曲してくれている。
なんだか申し訳なくなってきます。

次第にDubへと移り変わっていったけど、まだまだ疲れた耳と脳を癒してくれる選曲。
ベルリンのクレイジーな週末が終わる日曜日の夜に
このパーティが行われている理由がわかったような気がします。

日付の変わる頃にはファンキーなDiscoぽい感じになり、みんなで楽しく踊る。
この頃には友達もたくさん来ていて、偶然だろうけど
わかってんな〜って思ってしまいました。

そこからは日曜日だから人も段々と減って行くんだけど、
それでもまだまだ踊りたいって人は残っていて
そこからはShedがDubやTechnoを織り交ぜて攻めるセット。

そしてまだまだって人にはDJ PeteがごりっごりのDub Stepでさらに攻めたてる。
PeteのDub Stepセットは初めて聴いたけど、やはりたまらん!

これだけ色々なジャンルを行ったり来たりするのに、安っぽい曲はかからない。
自分のツボとか関係なく、いい曲ばかりが流れてくる。
どこかしらには、その曲のすばらしさを簡単に感じることができる音が入ってる。
さすがはHard Wax。

Wax Treatmentの日は、KILLASAN sound systemというシステムを持ち込んで
音を出しているんだけど、
これがフロアの後ろ側に壁一面埋め尽くすように配置されていて、
お客さんもスピーカの壁に向かって踊ったり聴き入ったり。
DJは後ろ側からプレイするというちょっと変わった感じ。
これは音だけ聞いてくれって言われているようでした。

お客さんも音好きのみが集まっているような、そんな雰囲気。
踊ってもいいし、座って聞いててもいいし、
なんというかクラブだから立って踊らなきゃ、みたいなのはない。

いい感じに力が抜けていて、でも音は最高で。。。
お腹が空いたらジャマイカンフードも楽しめる。

ベルリンで一番すばらしい場所かもしれない。


(Text by Atsushi)

12/9 Hotflush European Tour @Horst Krzbrg


この日は木曜日だったけど、Scubaも所属するDub Step,Technoレーベル
Hot Flushのヨーロッパツアーがあり、初のHorst Krzbrgへ。
クラブとしてはそこまで大きくはないけども、ちょうどよい大きさのフロアと
バーまわりにはいくつかソファもあるのでゆっくりくつろぐこともできます。

照明や内装もまったくけばけばした感じはなく、暗ーい感じが◎。

平日ということと、この日はすごい雪が降っていたので、お客さんもまばら。
フロアにもそこまで人が多くなく、音もDub色の強い感じで全体的にゆるい雰囲気。
Scubaのセットが近づくにつれて、徐々に人も入り、音も少し踊れる感じに。

最初の1曲目からクラウドを引き込むScuba。
Dub Step,Technoだけではなく、ElectroやHouseよりなトラックも織り交ぜて
ジャンルレスながらも見事なスキルで自然にミックスされていく。
クラウドもしっかりとそれに反応し
人は少なくてもフロアの雰囲気はすばらしかったです。

ヒプノティックなトラックもあれば、少しキラキラしたトラック、
ゴリゴリに圧を感じるトラック、色々だったけど
バランスよく散りばめられていた。
すごいセンスだと感じました。
さすがTechno/House以外で唯一Berghainのレジデントパーティを持つ男。

次回のSub Stance@Berghainも楽しみです。


(Text by Atsushi)