addictedloopのメンバーが地球のどこかで体験したPartyや音楽に関するカルチャーブログ。

2011/01/11

12/31 Klub Nacht Total Silvester 2010 @Berghain/Panorama Bar

(SilvesterのFlyer)

今年のNew Yearはやはりここ、
ベルリンへ来てからほぼ毎週末を過ごしたこのクラブ
Berghain/Panorama Barと決めていました。

タイムテーブルは以下。
Berghain
01.01.2011 (Saturday)
01:00 - 05:00 DJ Pete (Hard wax)
05:00 - 09:00 Ben Klock (Ostgut Ton) 
09:00 - 14:00 Marcel Dettmann (Ostgut Ton) 
14:00 - 19:00 Marcel Fengler (Ostgut Ton) 
19:00 - 23:00 Fiedel(Ostgut Ton) 
23:00 - 03:00 Ryan Elliott (Ostgut Ton) 

02.01.2011 (Sunday)
03:00 - 07:00 Jerome Sydenham (Ibadan)
07:00 - 11:00 Boris (Ostgut Ton)
11:00 - 15:00 Len Faki (Ostgut Ton/Figure)
15:00 - 19:00 Adam Beyer (Drumcode)
19:00 - End Chris Liebing (CLR)

Panoramabar
01.01.2011 (Saturday)
01:00 - 05:00 nd_baumecker(Ostgut Ton) 
05:00 - 09:00 Prosumer(Ostgut Ton) 
09:00 - 13:00 Oliver Deutschmann(Vidab)
13:00 - 17:00 Nick Höppner(Ostgut Ton) 
17:00 - 21:00 Tama Sumo(Ostgut Ton) 
21:00 - 01:00 Dixon(innervisions)

02.01.2011 (Sunday)
01:00 - 05:00 Steffi(Ostgut Ton) 
05:00 - 09:00 Margaret Dygas(Ostgut Ton) 
09:00 - 13:00 Dinky(Ostgut Ton) 
13:00 - 17:00 Tom Clark(Highgrade)
17:00 - 23:00 André Galluzzi(Ostgut Ton) 
23:00 - 03:00 Radio Slave(Rekids)

03.01.2011 (Monday)
03:00 - End Tama Sumo & der Rest...

Lab.oratory
01.01.2011 (Saturday)
05:00 - 10:00 Soundstream(Ostgut Ton) 
10:00 - 14:00 Prosumer(Ostgut Ton) 
14:00 - 17:00 nd_baumecker(Ostgut Ton) 
17:00 - 19:00 Magnus von Keil
19:00 - 21:00 Steffi(Ostgut Ton) 
21:00 - 00:00 Lady Miss Kier (of Deee-Lite)

02.01.2011 (Sunday)
00:00 - 04:00 Boris(Ostgut Ton)

合計3日間に渡るクレイジーな内容。

Berghain/Panorama Barのレジデントたちがほぼ全員そろい、
その他にもChris liebingやDixonなど、
今最も注目を集めるレーベルからも最重要アーティストが集う豪華な内容。
まさにNo.1クラブと言われるに相応しい面々。

Berghainは序盤からぼくが一押しするDJたちが立て続けに5人。
選曲内容は普段よりもやや明るめだったけど、
Hardさは増してNew Yearパーティに相応しく盛り上げる盛り上げる!
レジデントの中でも人気のBen Klockは普段はあまり見かけないけど
手をあげてクラウドを煽る煽る!

そしてこの日一番ハメられたのはMarcel Fengler!!
びよんびよんにのばされました!
時間帯としても、だんだんとお客さんの数も減って好き者が残る時間とあって、
ごりごり攻めるMarcel Fengler。

Panorama BarではProsumerのセットはぐるぐると腰が勝手にまわるほどグルーヴィ。
今まで聴いた彼のセットの中で、一番印象に残りました。
DJしてる彼自身もノリノリだった!(ような気がします)
それから、Nick Hoppnerセット、時間いっぱい聴くことはできてないけども
ぼくが聴いていたときのクラウドは完全にロックされていました。

この時点で20時間近く踊っていたので、
さすがに体力の限界がきて一旦帰宅して爆睡。。。
新年早々ハードです!

2日の夕方から2回戦開始!
BerghainではAdam BeyerとChris Liebingがプレイ。
Adam BeyerはDrumcodeのレーベルパーティでのプレイよりも
選曲に幅が出ていたように思います。

2日目はほとんどPanorama Barにて過ごしました。
Andre GalluzziとRadio Slaveの二人にハメられて動けなかった。。。

最後のTama Sumoセットのときは疲れて動けなくなりそうな感じだったけど、
頭の中を気持ちよく揺らされて、結果、体と脳のなかまで撃沈。。。

それで、、、この日一番度肝を抜かれたのはLab.oratory。
このフロアは1Fにあるんだけど、普段は開かれていない扉が開放されていて
その扉をくぐると、さらに異世界が待っている。
そう、ハードなゲイの方達が夜な夜な集まる、超ど級なぶっ飛びブース。
この日は一般開放?されてたけど、それでも中にいる人の98%はハード系。
残りの2%はぼくと友達。(ぼくたちが入った時ね。)
ノーマルな人はまったくもっていなかったのですが、
それでも勇気を出して入ってみると、天井からは人をぶらさげるんでしょうか、
鎖があったり、複雑に入り組んだ中にはソファも多数。
何に使用するかはご想像にお任せします。
シャワーまで完備されてます。

さすがに5分いることもできませんでした。。。

終いには缶コーヒーBOSSのおじさんそっくりなゲイのおじさまに
ナンパまでされてしまいました。。。
(ヒゲの端っこはくるんとしていました)

新年からやってくれます、ここは。

New Yearパーティだから、ストイックに音!ってわけではないかもしれない。
でもここの凄さを一気に味わえる日であったことは間違いないと思います。

もしも、ベルリンで新年を迎えることがあったら
是非!Berghain/Panorama Barを訪れてみてください。

(Text by Atsushi)

2011/01/08

Holy Saturday @Panorama Bar


クリスマスのこの日、Berghainはやってないし、
来週は3日間続くNew Yearパーティもあるからお休みしとこうかと思ったんだけど
よく遊んでいた友達も翌週帰ってしまうということもあって、ノリで行ってきました。

でもオープンからNorman Nodge先輩が5時間セットってことで、
行くとなればワクワクしてしまう。。。

そして期待通りのセットを聴かせてくれました。
もちろん、Panorama Barでクリスマス、パーティもHoly Saturdayって銘打ってるから、Berghainのセットのようにストイックにずっとごりごりやってるわけではないけど、
パーティにあわせた選曲でもどんだけいいトラック持ってるんだろ。。。
そして、後半になるにつれて、Nodge節を多用。

ぐりんぐりんなトラックでもインテリジェンスを感じる。
さすが弁護士DJ、頭良さそう!

ラスト1時間は完全にはめられたっ!
Nodge先輩、男気が違うっ!

とってもすばらしい聖夜(ベルリン風)を過ごさせてくれました!


(Text by Atsushi)

12/19 Wax Treatment @Horst krzbrg


(写真はWaxtreatmentで爆音を鳴らすKILLASAN Sound System)

先週のHotflush Recのパーティに続き
毎月末に行われているWax Treatment@Horst krzbrgへ。
このパーティはあのベルリンの老舗レコードショップHard Waxのパーティなのです。

今まで知ってはいたものの、いつも開催が日曜日の夕方からということで、
毎週土曜はBerghainへ通っていたために行けずでしたが
この週のBerghainはあまりそそられなかったために、お休みしてこちらへ。

今まで行けなかった分、どんな流れでパーティが流れていくか見るため
オープンそこそこからHorstへ。

オープン当初はジャマイカテイストたっぷりなルーツレゲエのようなところからスタート。
日本にいるときからここ最近は電子音ばかり聞いていたんだけど、
久しぶりに一人で座りながらゆーったりとしたジャマイカンミュージック。
これはもう脳内洗浄。
タイムテーブルも張っていなかったから
誰がプレイしていたのかわからなかったけど、選曲最高!
とくに気合いいれてミックスしているわけでもなく、
ただ流している感じだったけども、フロアにはぼく一人。
Hard Waxに縁のあるDJがぼくひとりのために選曲してくれている。
なんだか申し訳なくなってきます。

次第にDubへと移り変わっていったけど、まだまだ疲れた耳と脳を癒してくれる選曲。
ベルリンのクレイジーな週末が終わる日曜日の夜に
このパーティが行われている理由がわかったような気がします。

日付の変わる頃にはファンキーなDiscoぽい感じになり、みんなで楽しく踊る。
この頃には友達もたくさん来ていて、偶然だろうけど
わかってんな〜って思ってしまいました。

そこからは日曜日だから人も段々と減って行くんだけど、
それでもまだまだ踊りたいって人は残っていて
そこからはShedがDubやTechnoを織り交ぜて攻めるセット。

そしてまだまだって人にはDJ PeteがごりっごりのDub Stepでさらに攻めたてる。
PeteのDub Stepセットは初めて聴いたけど、やはりたまらん!

これだけ色々なジャンルを行ったり来たりするのに、安っぽい曲はかからない。
自分のツボとか関係なく、いい曲ばかりが流れてくる。
どこかしらには、その曲のすばらしさを簡単に感じることができる音が入ってる。
さすがはHard Wax。

Wax Treatmentの日は、KILLASAN sound systemというシステムを持ち込んで
音を出しているんだけど、
これがフロアの後ろ側に壁一面埋め尽くすように配置されていて、
お客さんもスピーカの壁に向かって踊ったり聴き入ったり。
DJは後ろ側からプレイするというちょっと変わった感じ。
これは音だけ聞いてくれって言われているようでした。

お客さんも音好きのみが集まっているような、そんな雰囲気。
踊ってもいいし、座って聞いててもいいし、
なんというかクラブだから立って踊らなきゃ、みたいなのはない。

いい感じに力が抜けていて、でも音は最高で。。。
お腹が空いたらジャマイカンフードも楽しめる。

ベルリンで一番すばらしい場所かもしれない。


(Text by Atsushi)

12/9 Hotflush European Tour @Horst Krzbrg


この日は木曜日だったけど、Scubaも所属するDub Step,Technoレーベル
Hot Flushのヨーロッパツアーがあり、初のHorst Krzbrgへ。
クラブとしてはそこまで大きくはないけども、ちょうどよい大きさのフロアと
バーまわりにはいくつかソファもあるのでゆっくりくつろぐこともできます。

照明や内装もまったくけばけばした感じはなく、暗ーい感じが◎。

平日ということと、この日はすごい雪が降っていたので、お客さんもまばら。
フロアにもそこまで人が多くなく、音もDub色の強い感じで全体的にゆるい雰囲気。
Scubaのセットが近づくにつれて、徐々に人も入り、音も少し踊れる感じに。

最初の1曲目からクラウドを引き込むScuba。
Dub Step,Technoだけではなく、ElectroやHouseよりなトラックも織り交ぜて
ジャンルレスながらも見事なスキルで自然にミックスされていく。
クラウドもしっかりとそれに反応し
人は少なくてもフロアの雰囲気はすばらしかったです。

ヒプノティックなトラックもあれば、少しキラキラしたトラック、
ゴリゴリに圧を感じるトラック、色々だったけど
バランスよく散りばめられていた。
すごいセンスだと感じました。
さすがTechno/House以外で唯一Berghainのレジデントパーティを持つ男。

次回のSub Stance@Berghainも楽しみです。


(Text by Atsushi)

12/4 Club Nacht @Berghain/Panorama Bar


ベルリンに居る間に、どうしてもBerghainでプレイを体感したいと思っていたDJ。
Donato Dozzy。
2009年のLabyrinthで初めて生で聴いたDonatoのDJ。
もちろんそれまでにリリースやMixを聴いたことがあったけど
生で見るDonato先生はまったく別でした。

いつまでも終わらない彼のセットを聴きながら
今後のRuralの方向性や盛り込んでいきたい要素を考えていたのを思い出します。

これが運良く実現してよかった!神様ありがとう!

プレイ時間はオープンから4時間。
ゆっくりな音でも聴き入らせてくれるDonatoだから
オープン前から並んで待っていました(2番目!!)。

すると、開場15分ほど前にレコードキャリアを引きながらDonatoが登場!
あ!と思ってみていると、Donatoのお連れ様にぼくを見ている大きな人。
ん?と思ってよ~く見てみると
2009年のLabyrinthでぼくたちのテントをシェアしたスイス人、ビヨーン!

エントランスでは怖いセキュリティの方達もいるもんで
久しぶりと軽く握手をして、フロアでね、と。

なんだか遅れていたドアオープンもやっとされて、いざフロアへ。

重たい渦巻きのようなアンビエントトラックをプレイするDonato。
Donato節は最初から全開!ダシが出まくっている!

だけども、フロアには数人の人が踊っているだけ。
なんという贅沢な空間か。

プレイは次第にハードな銀河系Technoへ意向していき
フロアにもだんだんと人が集まってくる。
レコードでプレイしていたし、Funktion One Sound System鳴る鳴る!

4時間という時間があっというまに終わってしまった。。。
一番最後に10時間くらいぶっ放して欲しかったな。。。

次回はお願いしますね!Donato先生!

この日はPrologueのアーティストや、Dasha Rush,Peter van Hoesenなどなど、
Donatoと親交のあるアーティストが集まっていました。
やっぱり人望も厚いのですね、先生!

ビヨーンとのびっくりな再会もあったし、とっても良い夜になりました!

(Text by Atsushi)