addictedloopのメンバーが地球のどこかで体験したPartyや音楽に関するカルチャーブログ。

2010/11/04

Boom in general


こんにちは。awaです。
しばらく、Boom Festivalについて書いていきます。
今日はBoomの歴史に触れながら、基本的なことについて紹介したいと思います。


Boom Festivalとは、音楽やグラフィックアート、彫刻、ビデオアート、ヨガ、
インスタレーションシネマ、パフォーミングアート等、
様々なアートが融合したエコマインドな野外フェスティバルです。
世界70カ国2万人以上のトライブが、2年に1度ポルトガルの地に集います。


1997年から開催されているBoom Festivalは当初、
今よりずっと小規模な野外フェスティバルとして始まりました。
ステージはdance floorとchillout area だけで、
Goa tranceの影響を強く受けたものでした。
当時のwebサイト

それ以降、アートスペース・ワークショップ・ディスカッション・ヒーリング等、
様々な要素が増え、マルチカルチャーなフェスティバルに進化していきました。
音楽のジャンルも多様になり、ステージも現在では
Ambient Paradise・Dance Temple・ Groovy Beach・Sacred Fireがあり、
Tranceだけでなく、World MusicやAmbient・Techno・Minimal・Dubstepをはじめ、
世界中から様々なジャンルのアーティストを召喚しています。
















1997年と1998年には両年開催され、98年以降は現在の隔年開催となり、
幅広い多様なアートや文化を提供する継続可能な土壌作りを目指す、
有機的なFestivalとして、世界で認知されていくようになりました。
企業等のスポンサーに頼っていないので、
会場内にはコマーシャルな要素が見受けられません。
そのかわり、自然を活用したステキなデコレーションが
そこかしこに設置されています。

















現在の開催地、Idanha-a-Novaになったのは2002年から。
Idanha-a-Novaは面積約1416㎢、人口1万人余りの地方自治体。
Boomはこの地方でとれるオーガニックフルーツや、
ローカルブランドの水 Fonte de Fragaを導入することにより、
地域経済の活性化を図るだけでなく、
健康的で持続可能な消費モデルを世界に提唱しています。















そして、2004年からは化学製品を使わないトイレの開発、
バイオテクノロジーによる汚水処理、風力・太陽発電の活用、
リサイクル、携帯用灰皿とゴミ袋の配布など、
エコロジカルで継続的な環境づくりへの取り組みを活性化し、
積極的に行なっているのです。

私も初めてBoomを知ったのはこの2004年のDVDでした。
コンセプチュアルで、エコでインディペンデントなBoomに惹かれました。
Boom 2004 movie


次回はBoomの各ステージについて紹介していきたいと思います。
ではまた来週!
Boom!!